パニック障害は「治す」のでは「治る」ものなのかもしれない
「一生パニック障害で、出歩けるところも限られた人生を送る」と覚悟までしていた私が、どんどん「治る」方向に向かってきています^^
前は「以前より良くなったと思い込もうとしていた」のに対し、
今は「ああ「障害者」はあと2年だろうな」と、若干寂しい気持ち??さえ感じるくらい、根本が違ってきています。
いろんなところに出かけられるようになった。もちろんそれが一番の理由です。
でも、寛解に向かっている本当の理由は違うところにあるのかな?と思っています。
本当の意味でパニック障害の自分を受け入れることができるようになったかも
「パニック障害の自分を受け入れよう」というのは、ずっと思っていましたし、一番に気をつけていたことでした。
でもね。
「万が一具合が悪くなった時のシュミレーション」は、救急隊員もびっくり?するほどの完璧な?計画をいつも立てていました。
具合が悪くなったら遠いけどかかりつけまで運んでもらおう。
もしかかりつけが休みだったら、この場所ならどこに運ばれる?
具合が悪くなったとき、どこで休む?
具合が悪くなったら、具合が悪くなったら。。。。。
そう思いながらも、散歩に出かけ
「ドキドキするのがいけない。すぐそばを散歩しているのだから、気にしてはいけない」
今度は「発作や予期不安はダメ」の自己暗示。しかも自覚なしw
こう思っているのに「遠くへ行こう!」なんてできるわけないですよね^^;
怖いものは怖くていい。できないことはできなくていい。
そうなんですよ。怖いものは怖くていいんですよ^^できないことはできなくていいと思うの^^
でも、何を賭けても「治りたい!」と願う心。
もう、すっごいすっごいわかりまくりです!!
最初の発作が起きたあと、めまいがひどくて数十メートルも歩けなくなって、
でも、数日前までは何のためらいもなく歩いていたんです。
「歩けなくなってたまるか!まだ30代だぞ!まだ子ども1年生だぞ!絶対元通りになってやる!!」って、
脈拍150以上(測ってない。推定w)になりながら、歩いて1分のコンビニまで意地で歩いたこともありました。
だから「治りたい」という気持ちも否定しなくていいと思う。
発作は恐ろしいし、外には出歩けなくなるし、好きなこと何もできなくなって、
「早く治りたい」のは当然だよね。
かと言って、外を出るのも一苦労のときに、不急不要の外出をする必要もないと、今になれば思います。
「パニック障害には運動がいい」と言われます。
私自身も運動(歩くこと)ができるようになってから、メキメキ良くなっています!
かと言って、倒れそうになりながらウオーキングとかしても、あまり意味がないと思うの。
失敗したら却って落ち込んでしまうと思う。
本を読めば「薬を飲んでいても外出しなきゃ治らない」とか書いてある。
薬を飲んで寝ているだけじゃダメなんだ!!
いえいえ^^そんなことないです^^
「本」とか「周りの意見」とかじゃなくて「自分の体」に聞いてください^^
自分が怖いと思うところに行く必要ないです。
自分ができないことはできなくていいんです。
休みたいときは休んでください^^
かなり調子がよくなった今ですら、
医師には「ハイペースできてるから、疲れたら休むことは守ってくださいね」と言われているくらいなんですよ^^
小学生前のお子さんは保育園に入れることができますよ!
私は子どもが1年生の時からの発病なので、子どもを預けることは、すぐには考えなくてもよかったのですが、
まだ1~2歳の子どもを抱えながら、パニック障害の急性期を過ごすのは、あまりに大変かと思います。
保育園は「保育に欠ける」子どもが入るのですが、病気療養中のお母さんは、
「保育に欠ける」状態にあたります。
発作が起きたら、どうしたって、子どもはほっておくしかないですよね?
発作はかろうじて起きてなくても、24時間の子育てはほとんど「無理」に近いと思います。
思いますと断言していいかわかりませんが、自分はそうだったので。。。
まずは「ゆっくり休める環境を作る」
これは地味に非常に大事かと思います。とくに子育て中の女性の場合は。
大丈夫!治すのではなく治るから!きっと!!
私、何で障害者手帳をとったかというと、色んな理由がありますが、
「一生、こんなふうに、家からほとんど出られない。子どもの用事ですら、オットに休みをとってもらわないと何もできない。一生、障害者として生きていこう」
という「覚悟」だった気がします。
一生パニック障害と付き合うと覚悟していた私が、手帳取得から2年で「寛解」がうっすらと見え始めてきています^^
今回の更新もまだ3級ですが、次回の2年後は、もう障害者手帳は出ないかもしれない!
と思えるくらいまで良くなっています^^
頑張らなくていい。
「体の声」をしっかり聞いてあげてほしい。
寝たきりが3ヶ月以上続いた私でも、こんなふうに言えるようになったんだから!
具合の悪い時によく読みました。過ごし方など参考になりました
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